こんにちは、SAKUです。
前回5回の内容は、
1・NISA口座における日本株保持の理由
2・ 〃 インデックス投資信託積立
3・金銀プラチナ現物積立
4・夢のかけら・・Bitcoinとイーサリアム積立
5・FX高金利スワップ投資
の取り組みについてお話ししました。
今回は、今までとは逆に、取り組んできた投資を止めようとしている投資についてお話します。
1・ロボアドバイザーを始めた理由
2・それでもロボアドバイザーをやめようと思った理由
3・不動産クラウドファンディングを始めた理由とやめる理由
4・60歳以降を考えると「資金の自由度」が重要になる
5・投資先を増やしすぎると、管理が難しくなる
6・これから残したい投資先
7・「やめるもの」と「続けるもの」を決める
8・投資は「買う」より「やめる」方が難しい
9・これからは「増やす」だけでなく「整理する」
結論から言うと、整理対象は「ロボアドバイザー」と「不動産クラウドファンディング」です。
投資の勉強の一環として「まずはやってみよう」というところから始まって数年が経ちました。
「どういうものかわかった。結果としては、自分には向いていないかな」
というのが今の感想です。
では、その結論に至った経緯と理由について述べてゆきます。
今回は少々長くなりますが、ぜひ最後までお付き合いください。
1・ロボアドバイザーを始めた理由
ロボアドバイザーを始めた理由は、非常にシンプルでした。
自分の投資スタイルが全く見えていなかったのです。
投資を始めてからというもの、、
- どの資産に投資するのか
- 株式と債券をどの程度組み合わせるのか
- どのタイミングで買い、いつリバランスすればいいのか
と、経験だけは重ねるのですが、いつまでたっても試行錯誤から抜け出せませんでした。
そんな中で
「いくつかの質問に答えるだけで資産配分を考えてくれて、運用まで自動で行ってくれる。」
2016年に夢のような商品が現れました。
「ウェルスナビ」…運用一式を任せるロボアドバイザーの登場です。
今まで、それに近い商品は知っていましたが
「お得意さんである選ばれた富裕層だけが投資できる」ものと考えていましたので、
自分のような一般庶民には縁のない商品、という認識でした。
「自分にもできるって?それも、月に1万円から?人間ではなくロボに任せるの?」と、
驚くと同時に、
「いきなり飛びついてよいものか…ちょっと様子を見てみよう」
と関心を持ちながら、経過を見守っておりました。
しばらくして、同じような商品が他社からも発売され始めました。
ウェルスナビのように運用一式を任せるもの、
運用組み合わせのアドバイスだけに留まるもの、
など、スタート時の最低資金額や運用手数料にも違いがあり、
自分の投資スタイルに合わせた商品を選べるようになりました。
一任式ロボアドバイザーの運用成績については、差はあれど、似たり寄ったりでした。
それらを見比べてゆく中で、一つの商品に目をつけました。
「THEO」です。
お金のデザイン、という会社が販売している商品です。
「毎月リバランス見直しをやってくれるのは魅力的。なのに手数料は年1%程度。
月に1万円から。開始時の最低金額が1万円。…よし、これに決めた。」
と2020年1月に1万円を入金し、運用を開始しました。
(現在のスタート時の最低金額は10万円、但しTHEO+は1万円からと変更なし)
2026年7月現在まで、
月に1万円積立で現在79万円入金、1~5まであるリスクレベルのうち、レベル4の運用で、
1,193,617円(+404,724円)となり、6年半の運用で+51.2%の成績です。
決して悪い成績ではありません。
2・それでも、ロボアドをやめようと思った理由
では、なぜやめようと思ったのか。
一番大きな理由は、私自身の投資に対する考え方が変わったからです。
以前は、試行錯誤を繰り返す中で、
「自分ではよく分からないから、お任せしてみよう。」と、
とりあえずやってみるか…の投資勉強の一環として取り組んできました。
しかし現在は、
- 日本株を自分で選ぶ
- 投資信託の中身を確認する
- Bitcoinやイーサリアムを長期保有する
- 金や銀などの実物資産を持つ
- FXでは金利収入を意識する
というように、自分なりに投資の目的に合わせた手段を考えるようになりました。
そうなると、ロボアドの運用内容を見ながら、
「この資産配分は、今の自分の考え方と本当に合っているのだろうか」
「積み立て中のインデックス投信と一部被っているが、1%という手数料は自分に見合っているのか」
「リバランスは必要かもしれないが、今の資産配分は気になるほど偏っていないのでは」
と考えるようになりました。
ロボアドバイザーは、資産配分を自動的に管理してくれます。
その分、手数料がかかります。
もちろん、手数料を支払う価値はあります。
自分で考える時間を減らせるからです。
しかし、今の私は以前よりも自分で投資先を考えられるようになりました。
それならば、「手数料を支払ってお任せする」よりも、
「自分で投資先を選び、低コストの投資信託などを保有する」
方が、自分の投資方針には合っているのではないか。
「自分で考え選んだ銘柄だ。結果は別としても納得度が違う。」
そう考えるようになりました。
現在は、売却のタイミングを見計らっている途中です。
売却後は、他の資産の糧として働いてくれると信じています。
3・不動産クラウドファンディングを始めた理由とやめる理由
不動産クラウドファンディングにも、関心を寄せていました。
こちらも「どういうものなのか、まずはやってみよう」と、少額での運用で勉強を始めました。
・少額から不動産に投資できる。
・株式とは異なる値動きが期待できる。
・比較的安定した利回りを得られる可能性がある。
・株式市場が大きく下落しているときでも、日々の価格変動を気にせずに済む。
こうした点は、非常に魅力的でした。
案件ごとに数十万円づつ…約100万円程度を投資してきました。
ただ、現在は新たな案件に応募せず、償還された資金については順次引き上げ、
残り60万円ほど運用中です。
資金引き上げの理由は、不動産クラウドファンディングそのものが悪いからではありません。
・リスク商品であることには変わりなく、リターンは年9%程度(税引き前)
・償還期日まで資金が拘束される(早期償還の場合もある)
わかっていたこととはいえ、実際にやってみると、案外、不安とストレスを感じました。
また、行政指導・行政処分を受ける業者もあり、未だ管理が未熟な投資分野です。
ソーシャルレンディング業者のヤマワケエステートさんが行政処分を受けたことは記憶に新しいです。
私自身は他社の商品に投資していて、分配金も受け取ってきました。
しかし、資金の流れや事業者の資金繰りを投資家が完全に把握することはできません。
その一方で、
・高利回りとはいえ、承知したうえで資金を投入できるのか?
・その投資スタイルが自分に合っているのか?
・自分に被害がなかったのは、運が良かっただけではないのか?
というところで、継続の是非を考えてしまうのです。
結論として、
ロボアドバイザー同様、順次資金を引き揚げ、他の資産に振り分けるなど整理を進めています。
4・60歳以降を考えると「資金の自由度」が重要になる
私が目標としているのは、60歳でのリタイアです。
現在54歳…そう考えると、資産運用の時間はまだ残されているように思えます。
一方で、60歳以降は、現在のように働いて得られる収入はなくなります。
そのときに重要になるのは、
「どれだけ資産を持っているか」
だけではありません。
「必要なときに、その資産を使えるのか」
ということも重要になります。
不動産クラウドファンディングは、基本、運用期間中に自由に売却できません。
そのため、資産の一部が長期間動かせなくなる可能性があります。
もちろん、余裕資金で運用するのであれば問題ありません。
今現在はよくても、あと6年後以降も併せて考えた場合、
諸々のリスクを考えれば、私には向かない商品だと判断しました。
5・投資先を増やしすぎると、管理が難しくなる
投資先を増やすことには、分散というメリットがあります。
しかし、投資先が増えすぎると、別の問題も出てきます。
「自分は、いったい何に投資しているのか」が分かりにくくなることです。
私の場合、現在は、
- 日本低位株
- 投資信託
- Bitcoin
- Ethereum
- 金
- 銀
- プラチナ
- FX
- ロボアド
- 不動産クラウドファンディング
と、積み立て商品がメインとはいえ、結構な数の投資先があります。
確かに、それぞれ投資する理由があります。
しかし、資産全体を見たとき、
「本当にこれほど多くの投資先が必要なのか」
という疑問を持っています。
投資先を増やせば、必ずリスクが下がるわけではありません。
むしろ、管理が複雑になり、自分が何を保有しているのか分からなくなれば、
それは別のリスクになるかもしれません。
6・これから残したい投資先
では、これから何を残していくのか。
現時点では、すべてを完全に決めているわけではありません。
しかし、現在のところ、次のような方向で考えています。
日本株
現在のNISAを中心とした日本株は、基本的に継続する予定です。
高配当株や株主優待株など、自分が実際に保有していることを楽しめる銘柄もあります。
配当金を受け取りながら、長期的に保有していく。
これは、自分の投資スタイルに合っていると感じています。
1単元あたりの金額が少ない株を中心に選ぶので、リスクコントロールに対する心の壁が低いことも魅力的です。
投資信託
投資信託についても、今後も積み立てを続ける予定です。
特定の国や企業だけに集中するのではなく、世界全体の成長や複数の資産に分散できる投資信託は、
資産形成の柱の一つになると考えています。
Bitcoin・Ethereum
暗号資産については、短期的な値動きを追いかけるつもりはありません。
数年前に購入したBitcoinとEthereumを長期保有し、
今秋からまた少額ながら積み立てを再開する予定です。
暗号資産は価格変動が大きいため、資産の中心にするつもりはありません。
しかし、将来の可能性に対する投資として、一定割合を保有しておきたいと考えています。
金・銀・プラチナ
貴金属については、株式や暗号資産とは異なる値動きをする資産として、一定の意味があると考えています。
利息や配当もなく、大きく増やすことを目的にしているわけではありません。
資産の一部を異なる形で保有するという意味で、今後も保有を続ける予定です。
FX高金利スワップポイント投資(MXN/JPY)
FXについては、現在約40万通貨のメキシコペソ/円を保有しています。
為替変動リスクがあるため、決して無条件に安全な投資ではありません。
しかし、利息…スワップポイントを受け取りながら、長期的に管理するという考え方で保有しています。
この投資についても、今後の状況を見ながら、手持ち数量を調整管理していくつもりです。
7・「やめるもの」と「続けるもの」を決める
現在の私の資産運用を整理すると、次のようになります。
やめる方向
- ロボアドバイザー
- 不動産クラウドファンディングへの新規投資
- 投資先をむやみに増やすこと
続ける方向
- 日本低位株
- 投資信託
- Bitcoin・Ethereum
- 金・銀・プラチナ
- FX高金利スワップポイント投資(MXN/JPY)
もちろん、これは今この瞬間の方針です。
将来、考え方が変わる可能性もあります。
投資に絶対的な正解はなく、投資方法は人それぞれです。
大切なのは、
「自分が今、何を目的にその資産を保有しているのか」
を理解していることだと考えます。
8・投資は「買う」より「やめる」方が難しい
投資を始めるのは簡単です。
実際やってみてわかったことですが、魅力的な商品を見つければ、すぐに購入できます。
しかし、投資をやめるのは意外と難しいものです。
「せっかく始めたのだから」
「もう少し待てば上がるかもしれない」
「ここまで続けてきたのだから」
そんな気持ちが出てきます。
しかし、過去に投資した金額や時間は、これからの投資判断を決める理由にはなりません。
大切なのは、
「これからも、この資産を持ち続けたいのか」
ということです。
過去に投資した理由が、今も変わらないのであれば、持ち続ければいいと思います。
しかし、投資した当時と現在で、自分の状況や考え方が変わったのであれば、整理することも必要です。
投資をやめることは、失敗を認めることではありません。
むしろ、成功のための土台作りにかかせないものだ、と私は考えます。
9・これからは「増やす」だけでなく「整理する」
これまでの私は、自分に合う投資を見つけるため、
あれもこれもと、投資先を増やすことに熱心でした。
・新しい商品を見つける。
・新しい資産に投資する。
・新しい可能性にお金を振り向ける。
それ自体は、投資の楽しさの一つです。
しかし、60歳でのリタイアを目指す今、これからは少しずつ考え方を変えていく必要があります。
これから大切になるのは、「何を買うか」だけではありません。
「何を残すか」そして、「何をやめるか」が大切です。
ロボアドバイザーと不動産クラウドファンディングは、私にとって投資を学ぶ上で、大変意味のある経験でした。
しかし、現在の自分の資産状況と、これからの人生を考えたとき、
今後も持ち続ける必要があるのかを考え、整理する対象だと判断しました。
これからは、投資先をむやみに増やすのではなく、自分が理解し、納得できる資産を中心に保有していく。
そして、必要に応じて、不要になった投資を整理していく。
その方が、これからの自分には必要なのだと思います。
資産形成は、買い続けることだけではありません。
時には「これはもう、自分には必要ない」と判断することも、資産形成の一部なのかもしれません。
これからも、何を買うのかだけではなく、
「何をやめるのか」についても、自分なりに考えながら投資を続けていきたいと思います。
今回も最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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